KUMAYAOMTの屋号には、クマを怖がる対象ではなく、森の大切な仲間として、以前から親しみを感じていた気持ちが込められています。
2024年3月に開業するにあたり、この屋号を採用しました。

クマの話題がニュースで取り上げられると、つい怖いイメージを持ってしまうことがあります。でもクマは森の仲間であり、クマだけの責任ではありません。人間の生活や環境の変化によって起こる、自然の流れの一部として理解することが大切です。

クマが里に出てくるのは、食べ物を探したり生活環境が変化した結果であり、決して攻撃的だからではありません。
特に親子クマは、母グマが子どもたちに生きる力を教えながら、森や里の境目でゆっくりと暮らしています。
その姿から、クマの生態や親子の絆、森での学びの大切さを感じることができます。

 私たち人間も、この変化に責任を持ち、自然との関わり方を考える必要があります。

KUMAYAOMTでは、登山や自然体験を通じて、親子クマを含むクマとの距離の取り方や共生のあり方を学び、安心して自然を楽しみながら、森の仲間と心地よく過ごせる時間を皆さんと一緒に育んでいきたいと考えています。

1971年、北海道生まれ・静岡育ち。
中学生のとき、富士登山でつらい経験をしたことから登山が大嫌いになる。
しかし社会人になり、大阪から静岡へ来た新入社員に「富士山に登りたい」と言われたことをきっかけに、再び富士登山へ挑戦することに。
その前段として参加した、スポーツショップ主催の愛鷹山・越前岳登山で4人の仲間と出会い、共に山を歩くうちに、いつしか登山の魅力に引き込まれていく。以来、富士山には22回登頂。休日は登山、冬はスノーシューやテレマークスキーを楽しむ日々を送るようになる。
40代で転職し、山の添乗員として活動。2021年にアウトドア・マウンテン・トレーナーの資格を取得。2024年3月、「KUMAYA OMT」を設立し、現在に至る。